この記事の目次
書類をそろえる順番
まず手元の資料を集め、追加書類は申込先の案内に合わせて準備します。必要な書類と提出時期は、会社によって異なります。
- 01
申込み前にまとめる
請求書などの取引資料、入出金明細、本人確認書類を用意。明細の対象期間は申込先の案内に合わせます。
- 02
審査中に補う
追加を求められたら、契約書や発注書などを提出します。どの取引の資料が必要か、依頼内容を確かめます。
- 03
契約前にそろえる
登記事項証明書などは、必要な場合に取得します。種類・発行からの期間・原本の要否を先に確認します。
会社別の必要書類
主要4サービスの必要書類。各社公式の提出手順を確認(2026年9月23日)
表は横にスクロールできます。
| サービス | 審査資料・明細の対象期間 | 本人確認・追加書類 |
|---|---|---|
| OLTA公式出典 ↗ |
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| QuQuMo公式出典 ↗ |
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| ペイトナー公式出典 ↗ |
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| ビートレーディング公式出典 ↗ |
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会社一覧では、必要書類とあわせて利用対象やオンライン対応を確認できます。
必要書類の役割と準備先
請求書などの取引資料は売掛金の内容を、入出金明細は取引先からの入金実績を確認するために使われます。本人確認書類は、申し込んだ人が誰かを確かめる資料です。書類ごとの役割を知っておくと、追加資料を求められたときにも対応しやすくなります。
以下は、提出を求められることがある書類と準備先です。すべてを一式そろえる必要はありません。決算書や証明書の要否は、申込先や事業形態、審査・契約の段階によって変わります。
必要書類と準備先の早見表。すべての資料が全員に必要なわけではありません
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| 書類 | 準備・取得する場所 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 請求書 | 自社の会計・請求システム、経理担当者 | 金額・支払期日が確定し、取引先へ提出済みか |
| 契約書・発注書・納品書など | 自社の取引記録、取引先とのやり取り | どの取引の、何を証明する資料が必要か |
| 入出金明細 | 銀行アプリ・ネットバンク・紙通帳 | 対象期間、対象口座、名義が分かる形式 |
| 本人確認書類 | 手元の有効な証明書 | 受け付ける種類と撮影面、現住所との一致 |
| 決算書・確定申告書 | 自社の保存データ、顧問税理士、e-Tax | 対象年度と必要な付表、提出を確認する資料 |
| 試算表 | 会計ソフト、経理担当者・税理士 | 何月までの集計が必要か。代替資料として使えるか |
| 登記事項証明書 | 法務局、登記・供託オンライン申請システム | 証明書の種類、発行からの期間、原本の要否 |
| 印鑑証明書 | 法人は法務局、個人は自治体の窓口等 | 法人・代表者のどちらか。そもそも提出が必要か |
| 納税証明書 | 対象の税を扱う税務署・自治体等 | 税目・年度・証明書の種類を申込先に確認 |
申込時の書類と契約時の書類は分けて確認する
公式サイトの『必要書類2点』という案内が、最初の見積りや審査開始に必要な資料を指していることがあります。審査後に本人確認、法人確認、契約権限の確認が加わる場合は、資金化までに扱う書類は2点より多くなります。
申込先には、審査を始めるための書類と、契約時に追加する書類を分けて尋ねましょう。急ぎの場合は、登記事項証明書や印鑑証明書の原本が必要か、オンライン提出で完了するかも確認します。原本が必要だと契約直前に分かると、取得や郵送のために予定が延びることがあります。
請求書に加えて取引資料を求められる場合
請求書では、取引先名、請求金額、請求日、支払期日、振込先口座などが確認されます。金額や支払期日が未確定の請求書、取引先へまだ提出していない請求書、必要な記載が欠けた請求書は、そのままでは対象にならないことがあります。
請求書だけでは取引内容を十分に確認できない場合に備えて、基本契約書、発注書、納品書、検収書、作業報告書、取引先との連絡記録を整理します。すべてを無条件に送るのではなく、追加資料が必要と言われたときに、何の確認に使うのかを聞いて該当部分を提出します。
注文書の段階で買い取るサービスもありますが、請求書買取とは別の商品条件です。まだ納品や請求が済んでいない場合は、通常の請求書ファクタリングへ当てはめず、注文書・将来債権への対応を公式に案内している会社かを確認してください。
入出金明細の対象期間と口座
入出金明細は、請求書に記載された取引先から過去に入金があったか、継続した取引かを確認する資料になります。直近2か月、3か月、4か月など、必要期間は会社によって異なります。OLTAのように保有する全口座を案内する会社もあるため、対象期間だけでなく提出する口座の範囲も確認します。
ネットバンクを使っている場合は、画面の一部だけを切り取るのではなく、口座名義、金融機関名、日付、入出金の相手と金額が分かる形式で保存します。ペイトナーは公式案内で、不鮮明な画像やマスク処理がある場合は審査できないと注意しています。不要な情報を隠したい場合は、自己判断で加工する前に提出先へ確認してください。
複数口座の間で資金移動をしていると、取引先からの入金と自社内の振替が分かりにくくなることがあります。入金元の名義が請求先名と違う場合など、説明が必要な取引はメモを用意しておくと追加確認へ答えやすくなります。
法人・個人事業主の追加書類
法人では、代表者の本人確認書類に加え、決算書、履歴事項全部証明書、法人や代表者の印鑑証明書などを求められる場合があります。証明書は発行からの期間が指定されることもあるため、古いものを使えると決めつけず、取得前に有効期限を確認してください。
個人事業主やフリーランスでは、確定申告書、開業届、本人名義または屋号付きの事業用口座などが事業実態の確認に使われます。開業直後で昨年度の確定申告書がない場合は、代わりに提出できる資料があるかを申込前に相談します。
法人・個人のどちらでも、売掛先との取引を示す資料が中心である点は共通です。赤字決算だから決算書を出さない、口座残高が少ないから明細を加工するといった対応はせず、資料を正確に提出したうえで審査条件を確認します。
証明書は種類と提出方法を聞いてから取得する
登記事項証明書や印鑑証明書は、手元になければ取得手続きが必要です。申込先が求めていない段階で一式取り寄せるより、『必要な証明書名』『発行から何か月以内か』『原本か画像でよいか』『いつまでに提出するか』を先に聞く方が、余分な費用や取り直しを避けられます。
法人の登記事項証明書などは、法務局の窓口のほか、登記・供託オンライン申請システムでも請求できます。ただし、オンラインで請求できることと、その場で証明書データを受け取れることは同じではありません。対象手続きの受取方法を確認し、郵送や窓口受取までの時間を予定に入れてください。法人の印鑑証明書は、申請方法に応じた電子証明書などの準備も確認します。
決算書や確定申告書は、まず会計ソフト、保存フォルダ、顧問税理士の控えを探します。自社にないからといって、すぐに税務署から当日取得できるとは限りません。登記簿や納税証明書も含め、取得にかかる日数は方法や窓口で変わるため、急ぎの場合は提出先への相談と取得手続きを並行して進めましょう。
確定申告書に受付印がない場合
2025年1月から、税務署は申告書の控えに収受日付印を押さなくなりました。この変更以降の書面申告で、控えに受付印がないこと自体は異常ではありません。古い比較記事や提出案内に『受付印のある確定申告書』と書かれていても、まず現在の受理条件を問い合わせてください。
e-Taxで申告した場合は、申告内容の控えと受信通知を確認します。受信通知には受付日時や受付番号などが記載されるため、申込先に『申告書の控えと受信通知でよいか』と尋ねられます。書面申告の場合はその旨を伝え、必要な確認資料を聞きましょう。申告書等情報取得サービスや閲覧などの手段もありますが、利用条件は国税庁の案内で確認してください。
納税証明書は、申告書の提出年月日を証明するものとは異なります。受付印の代わりになると自己判断して取り寄せると、別の資料を求められる場合があります。『申告済みかを確認したいのか』『所得や納税状況を確認したいのか』を聞いてから準備すると、何を出すべきかがはっきりします。
「請求書だけ」「書類2点」の注意点
必要書類が少ないサービスは、準備時間を短くできる可能性があります。しかし、書類数だけで審査の早さや契約の負担が決まるわけではありません。提出後のヒアリング、追加資料、本人確認、電子契約の手順まで含めて比較する必要があります。
『請求書のみ』と紹介されていても、公式ページでは口座明細や本人確認書類を案内していることがあります。比較記事の表だけで判断せず、申込先の公式ページで、初回利用・継続利用、法人・個人、審査・契約のどの条件を示しているかを確認してください。
たとえばビートレーディングは、審査に用いる資料2点とは別に、会員登録で本人確認を案内しています。QuQuMoも請求書・通帳の2点という表示に加えて、利用手順では登録時の本人確認や個人事業主の追加資料を挙げています。『2点』という数字だけを抜き出すと、実際の準備を少なく見積もってしまいます。
QuQuMoの個人向け手順には健康保険証という表記も残っています。現在受け付ける本人確認資料が何かは、申込窓口で確認が必要です。この表記を理由に、手元の古い証明書がそのまま使えるとは判断しないでください。
書類が極端に少ないことや『審査なし』『必ず通る』ことだけを強調し、契約内容や手数料を説明しない業者には注意が必要です。ファクタリングを装った違法な貸付けについて、金融庁も契約の形式だけでなく経済的な実態を確認するよう注意を促しています。
あわせて確認書類提出後、契約書で確認する8項目買戻し、通知・登記、総費用、回収後の送金まで確認できます。必要書類を用意できないときの相談方法
請求書が発行されていない、紙の通帳がない、決算期を迎えていないなど、指定書類をそのまま用意できないことがあります。その場合は、発注書や契約書、ネットバンクの取引明細、試算表などで代替できるかを申込先へ確認します。
代替資料として認められるかは、会社と案件によって変わります。比較サイトに『不要』と書かれていても、自分の取引で不要とは限りません。何がないのか、なぜ用意できないのか、代わりに何を示せるのかを整理して相談してください。
不足を隠すために書類を編集したり、日付や金額を変えたりしてはいけません。読み取りにくい部分がある場合も、加工前のデータを残し、提出方法を確認します。
問い合わせるときは、たとえば『個人事業主で初めて利用します。請求書と口座明細3か月分はありますが、開業後まだ確定申告をしていません。開業届などで申込みできますか。審査後や契約時の追加資料も教えてください』と伝えます。これは相談文の例であり、代替資料の受理や審査通過を保証するものではありません。
書類が足りないときの相談メモ(編集部整理)
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| 不足しているもの | 窓口に聞くこと | 避ける対応 |
|---|---|---|
| 紙の通帳 | ネットバンクのどの画面・形式で提出するか | 残高だけの画面を送り、入出金履歴を省く |
| 指定期間の明細 | 口座開設日を伝え、取引記録を補えるか | 別月の明細を当月分として提出する |
| 初年度の決算書・確定申告書 | 開業届や試算表などで相談できるか | 他年度や未提出の申告書を提出済みと説明する |
| 請求書 | 未発行の理由を伝え、対象商品と代替資料を確認する | 架空の請求書を作る、金額や日付を書き換える |
| 証明書の原本 | 取得予定日と画像の有無を伝え、提出時期を確認する | 古い証明書で必ず代用できると決めつける |
画像・PDFを提出するときの注意点
スマートフォンで撮影するときは、四隅が入り、文字が読め、光の反射や影がないことを確認します。複数ページの決算書や明細は順番をそろえ、途中のページを抜かないようにします。パスワード付きPDFを受け付けるか、ExcelやCSVで出せるかも会社ごとに異なります。
ファイル名を『請求書_取引先名_支払期日』『入出金明細_銀行名_2026年6月-8月』のようにすると、自分でも提出内容を見直しやすくなります。個人番号、他社の機密情報など、提出目的と関係のない情報が含まれる場合は、どのように扱うべきかを提出先へ確認します。
送信前には、提出先のドメインとアップロード画面を確認します。メールやチャットで突然別の送付先を指定された場合は、公式窓口へ確認してから送ってください。
マイナンバーカードを本人確認に使う場合は、番号が載った裏面を自己判断で添付しないでください。個人情報保護委員会は、個人番号を書き取ったりコピーを取ったりする行為には収集の制限があると説明しています。必要な撮影面と利用目的を確かめ、相手から求められたという理由だけで番号を送らないことが大切です。
書類数と準備の手間を比べる
比較表では書類の『点数』が目につきますが、同じ1点でも直近2か月の明細と全口座4か月分の明細では準備負担が違います。また、請求書1点と書かれていても、記載項目や支払期日の条件を満たさなければ審査へ進めません。
候補を比べるときは、書類名、対象期間、対象口座、提出形式、追加確認、契約時の原本という6項目を並べます。少ない書類で早く申し込めるかだけでなく、自社が正確に出せる資料で審査を進められるかを見ることが大切です。
上の比較表は記載した確認日時点の情報です。申込みの際は、各社の公式ページで最新の必要書類を確認してください。
- 見積り・審査・契約のどの段階で必要か
- 明細は何か月分で、どの口座まで必要か
- 画像、PDF、CSV、原本など提出形式の指定はあるか
- 追加資料を求められる主な条件は何か
- 全書類がそろった後、いつ審査が始まるか
申込み直前のチェックリスト
必要書類がそろったら、内容が一致しているかを最後に確認します。会社名や屋号、代表者名、口座名義、請求書の振込先が異なる場合は、理由を説明できるようにします。請求金額、支払期日、希望調達額も申込フォームと資料で食い違わないようにしてください。
送信前に、申込先の必要書類と受付時間をもう一度確認します。明細の期間や提出形式が分からなければ、窓口へ問い合わせてから提出してください。
- 請求書の取引先名・金額・支払期日・振込先が読める
- 必要な期間の入出金明細が欠けずにそろっている
- 本人確認書類の有効期限と住所が現在の情報と一致している
- 法人・個人事業主の追加資料を確認した
- ファイルが鮮明で、送信先が公式窓口であることを確認した
提出用のファイルをまとめる
請求書・取引資料・口座明細・本人確認書類は、一つのフォルダにまとめておくと提出時に探さずに済みます。申込先の案内と照らし、決算書など不足する資料を加えましょう。ファイル名には書類名と対象月を入れると、別の月の明細を選ぶ間違いを防ぎやすくなります。
- 請求書は取引先名、請求金額、支払期日、振込先まで読める状態にする
- 口座明細は指定された期間を欠けなく出し、名義と入金元が分かるようにする
- 本人確認書類は有効期限・住所・指定の撮影面を確認する。個人番号を自己判断で送らない
- 追加書類を求められたら、何を確認するための資料かを聞いてから提出する
よくある質問
ファクタリングは請求書だけで利用できますか?
請求書に加えて、口座の入出金明細や本人確認書類を案内する会社が多くあります。『請求書のみ』という第三者情報だけで判断せず、利用する会社の公式ページで申込・審査・契約の各段階を確認してください。
決算書なしでも申し込めますか?
決算書を基本書類に含めない会社もありますが、会社・事業形態・案件によって異なります。開業直後などで用意できない場合は、確定申告書、試算表、開業届等で代替できるかを事前に相談してください。
ネット銀行で紙の通帳がない場合はどうしますか?
口座名義、対象期間、入出金元、日付、金額が分かる明細をダウンロードまたは表示して提出します。スクリーンショットでよいか、PDF・CSVが必要かは会社へ確認してください。
個人事業主に必要な書類は何ですか?
請求書などの売掛金資料、事業用口座の入出金明細、本人確認書類が中心です。確定申告書や開業届を求める会社もあるため、法人向け案内と分けて確認します。
必要書類が少ない会社なら入金も早いですか?
準備時間を短くできる可能性はありますが、入金時間は書類の不備、追加確認、審査、契約、振込受付にも左右されます。書類点数だけでなく、審査開始条件と契約完了までの流れを確認してください。
確定申告書に受付印がなくても提出できますか?
税務署は2025年1月から申告書控えへの収受日付印を廃止しました。印がないことだけで未申告とは判断できません。申告方法を申込先へ伝え、e-Taxの受信通知など、何を確認資料として受け付けるか問い合わせてください。
主要ファクトの確認記録
比較判断に使う主要な数値・制度情報について、確認先と確認日を公開しています。確認できない条件は推測で補いません。
根拠別の確認状況
個別契約の法的評価や税務処理は状況により異なります。判断が難しい場合は、弁護士・税理士等の専門家へ相談してください。
出典・確認方針
公的機関と各社公式サイトを優先し、広告ページや第三者記事だけで重要条件を確定しません。
- OLTA公式OLTAの審査必要書類/確認日 2026.09.23
- QuQuMo公式QuQuMoの提出手順/確認日 2026.09.23
- ペイトナー公式ペイトナーの必要書類/確認日 2026.09.23
- ビートレーディング公式ビートレーディングの登録・審査資料/確認日 2026.09.23
- 国税庁・収受日付印の見直し申告書控えの収受日付印/確認日 2026.09.23
- 国税庁・申告書の提出確認申告書の提出確認/確認日 2026.09.23
- 法務省・登記供託オンライン申請登記・印鑑証明書の取得先/確認日 2026.09.23
- 個人情報保護委員会個人番号の収集制限/確認日 2026.09.23
- 金融庁ファクタリングを装う取引への注意/確認日 2026.09.23


